元日本テレビのアナウンサー町亞星さんの「十八歳からの十年介護」を読んだ。
高校三年生の時に、おかあさんが脳の病気で倒れ、車いすの生活になり、介護を続けながら
勉強し、大学に入りアナウンサーになる。介護を続けていると、今度は末期がんだとわかる。
うちの子供たちもそうだが、親が病気になると子供は本当にたくましく成長する。
私は、以前彼女をテレビで見て、きりっとして凛としたお顔をみて、きっとお金持ちで何不自由なく
育ってきているだろうに、内面から出る芯の強さを感じていた。
今回、本を読んで、こんなに苦労されていたのだと驚いた。
それにしても、本当によいお子さんたちをもち、おかあさんは幸せだったと思う。
人間は、どんなことも糧にできると感じられた一冊だった。