「学力を伸ばす親力」 ピーター・フランクル著を読んだ。
私は、以前から子どもには勉強より、生きる力、精神力のある子に育ってほしいと思っていた。
この本に、著者の父のいい言葉が載っていた。
「人間が本当に持っている財産は頭と心である」
ユダヤ人である父は、強制収用所に入れられ、辛い経験をして出した結論だそうだ。
親が金持ちでも、良い学校を出ても、生きていればいろいろなことがあるのだから、
結局は、よく考えられる頭脳、精神力、楽しいと思える心、優しさが必要なのだと思う。
美田は残さずって、ないか。経験と感動を一緒に分かち合っていきたいと思う。
あともうひとつ良い言葉が載っていた。
「君子和して同ぜず」という孔子の言葉だ。
子どもを育てるとき、みんなと仲良く調和して、コミュニケーションができる子どもにすべきだが、
「同ぜず」というように、何でもみんなに雷同して100%合わせるようにすべきではないという
意味だそうだ。
悪いことに誘われても断れる子、みんなと同じでない自分が進むべき道がある子に
育って欲しい。
良い言葉に出会えて嬉しかったです。