「世界がもし100人の村だったら」というテレビ番組を観た。
ウクライナの9歳の男の子は、父親が麻薬中毒になり、暴力をふるうようになり、
さらにエイズにもなり、施設に入れられたが、そこでも暴力をふるわれ、逃げ出した。
路上生活を始め、もう3年ほど経つそうだ。寒い中、外で寝るのだ。雪かきして稼いだわずかなお金で食べ物を買うそうだ。
可哀想で、涙が出た。
娘は、「かわいそうだから、この子、うちで飼おうよ」と言った。
動物ではないんだから、言葉は間違っているが、気持ちは嬉しく思った。
でも、同じような子がたくさんいるのだから、その社会が変わる必要がある。
日本には、こういう苦労をする子はいないが、自ら命を絶つ子は少なくない。
ウクライナでは、生きるために一生懸命生きている。
世界には、私たちには、はかりしれない暮らしをしている人がたくさんいる。
今の自分たちがいかに恵まれているか知り、今に感謝し、優しい気持ちになりたい。