人気ブログランキング | 話題のタグを見る
犬とあなたの物語
犬好きの娘が観たいというので、「犬とあなたの物語」を観に行った。
笑いあり、涙ありで、とてもよい映画だった。
私は、ポップコーンを食べながら、ボロボロ泣いてしまった。
ポップコーンを食べていたので、ティッシュをとることもできず、どうせ映画館の中は真っ暗
だから、最後に拭けばいいと思い、涙でぐしゃぐしゃになった。
数年前まで、私は、犬があまり好きではなかった。
犬の世話は面倒くさいし、犬を飼う人の気が知れなかった。
特に、犬に赤ちゃん言葉で話しかける人の気持ちがわからず、
孤独で可哀そうな人だとさえ思っていた。
しかし、夫ががんになり、家から笑いが消え、みんなが大変な思いをしていたとき、
夫が犬を飼いたいと言い出した。以前から娘がずっと飼いたがっていたが、誰も賛同しなかった。
しかし、夫は、自分が病気になり、死の恐怖、痛み、誰にぶつけていいかわからない怒りから、
とても怒りっぽくなり、そんな自分自身が嫌になり、犬を飼いたがった。犬を可愛がれば、
自分のストレスも和らぎ、長生きできるとも思ったようだ。
生後2ケ月の仔犬は、我が家に笑いをもたらしてくれた。久しぶりにみんなに笑顔がもどった。
夫は、介護ベッドに寝ながら、自分の胸に犬を抱きこう言った。
「もっとお前と遊びたかった。」
夫は、私たち家族と犬に見守られながら、天国へ旅立った。
夫が亡くなった後も、仔犬がいたので、寂しさが和らいだ。
犬のおかげで、どれだけ救われたかわからない。
病気の時こそ、犬はセラピー犬として役立つものだ。
犬は、15年くらいしか生きられないらしいから、その間にたくさんの楽しい思い出を作りたい。
数日前、散歩していたら、どこかのおばあちゃんが、我が家のかわいい犬を見てこう言った。
「まあ、かわいい。お人形さんみたい。こんなにかわいい犬を見れて幸せだわ。」
幸せを与えてくれている犬の存在に感謝。
今では、毎日赤ちゃん言葉で話しかけています。
by karamasuu | 2011-02-05 21:55 | 映画
<< カンジャンケジャン ヴィーナスフォート >>